ホストマザー・ホストファミリーのための一言英会話

日本で外国人を家庭に受け入れる”ホストファミリー”のための英会話をご紹介します!

もっと肌で世界に触れて欲しい

Sorry for not updating this blog.
久しぶりの更新になってしまってすみません。
PVが100越えているそうですが、どこかでひっそりバズってるんでしょうか?
それとも、4月からの新学期に向けて来日予定の留学生を受け入れられるホストファミリーの方が検索してたどり着いて頂いてるのでしょうか?
いずれにせよ、ありがとうございます。
 
 
「あたしおかあさんだから」という歌の歌詞のことで炎上みたいになってますね。
私個人もあまり気持ちのいい歌だとは思えないです。
歌詞の後半では「おかあさんでよかった」などと出てくるんですが、それまでの内容が酷いと言うか、「おかあさんだから、あれもこれも我慢しろ」って言われてるみたいに聞こえるのです。
作詞者さんは否定してますけど、そう取られてもおかしくない内容に書きあがってしまってる時点で、表現者として失敗してるのでは……って感じました。曲がりなりにも絵本作家としてプロを張ってらっしゃるなら、ことばがどのように読まれるか、くらい当たり前のようにわかっていないと駄目だと感じます。辛口ですが。
 
 
そして、がまんしろ、の内容がですね。
・ネイル
・ヒール
☆立派に働けること
・朝五時起き(睡眠不足)
・好きなおかずをたべること
・(興味のない)新幹線の名前を覚えること
・太ってしまったこと
・甘口カレー
・好きなことをすること
・好きなものを買うこと
・好きなテレビ番組
☆苦手なお料理を頑張る
・ライブに行く
・自分のための服を買う
・夜遊び
 
という、ごめんなさいだけど程度の低いのがちらほらと……
 
妊娠~出産までの大変さも同じくらいしんどかったけどなあ、陣痛の痛みに比べたら、甘口カレーくらい全然平気だし。
帝王切開だったら、寒くなったり、子どものブランコを押すたびに傷がキリキリ痛むけど、でも子ども可愛いから、笑ってくれるから、我慢してやってるんじゃないんだ……。
 
 
新幹線の名前を憶えて、それは一例だけど子どもの興味のあることを一緒に調べているうちにハマってしまって、それを一生の趣味にしている人も知ってます。
テレビ番組とか……イマドキ、みんなYouTubeですよ、あまりテレビって見ないんですが……
 
夜遊びとか……こどもうんぬんより、旦那さんの手前じゃないかしら?体力的にもオールとかもう無理ですしね……
 
あと、☆をつけた二点、これがあるから昭和云々って言われてるんだと思います。共働きが半分以上だと言われてる時代に即していないのです!フルタイム勤務のお母さんの存在はどうなるんでしょう?
そして、フルタイム=正社員だけが偉い、という働き方の問題にも触れかねない(パート云々の歌詞が出てきます)ので、本当に言葉選びがお下手ですね……
 
お料理に限らず、苦手な家事は夫婦や、子どもが成長したら子どもとも上手に分担していけばいいのだし。
 
実際私は掃除が苦手で、家族にもそう伝えて、手伝ってもらっています。代わりに、私は料理が得意で好きなので、そちらは頑張ってますけど、好きなことなので我慢とは全然思わないのです。
 
全体的に、内向きな内容だなって感じました。今の日本の閉塞性の嫌なところが出ちゃってるというか。
 
私は学生時代海外にちょっとだけ居たので、共働きのお家にホームステイして、お父さんも子どものお迎えも、夕食のお料理も朝ごはんのお支度も全部やってるのを目の当たりにして、物凄くカルチャーショックでした。
警察官のお父さんで、勤務先まで40kmの道のりを毎日マラソンして通勤してる元海軍の強面でしたが、お父さんの作るゴハン大好きでした。
 
それまで、自分の家族しか知らなくて、それ以外の価値観があることすら、気づいていなかったのです。
 
だからみんな海外でホームステイしてこい、と荒っぽいことをいうつもりはないけれど、違う世界を肌で触れてくることは、言語の習得以外にも、物凄く価値のあることだなあと、今になって思います。
 
今まで受け入れた留学生から、「自分の国とはこう違う」「なぜなんだ」などと聞かれたり言われたりしますが、それ自体が本当に良い経験だと思います。
 
外国人を受け入れることは、違う世界を肌で感じる良い機会、そう思ってホストファミリーをされるご家庭が増えたらいいなあ……。