ホストマザー・ホストファミリーのための一言英会話

日本で外国人を家庭に受け入れる”ホストファミリー”のための英会話をご紹介します!

コラム お祝い② Thanksgiving day その1

Thanksgiving。
日本では全くなじみのない祝日です。
アメリカとカナダで祝われている祝日で、英語圏でも、イギリスとオーストラリアでは祝われていないようです。
 
また、何故かアメリカとカナダで異なる日に祝うという、謎な祝日(現地の方には謎でも何でもないんでしょうが、そういう文化のない日本人からすると何故?という……)
カナダは10月の第二週、アメリカは11月の第四週のそれぞれ木曜日がそれにあたります。
2017年ですと、アメリカのThanks giving dayは11月23日、図らずも日本の勤労感謝の日と重なりましたね。
 
何をするお祭りかといいますと、ヨーロッパから開拓者として移民してきたアメリカ・カナダ人の先祖たちが、一年の収穫に感謝するというお祭り。
詳しくはウィキでもご参照して頂くとして、親戚一同が、日本で言うとお盆やお正月のように集まってご馳走を食べるのです。
メインは、Turkey(七面鳥)。
アメリカ人の留学生が11月に入ると「いつターキーを食べるのか?」「学校は休みになるのか?」と当たり前のように聞いてきて、「日本にはそういう祝日はない」「ターキーはそこらに売っていない」と答えたところ驚愕していたのを思い出します。
先日Facetimeで彼と話していて、今年の感謝祭の予定を聞いたところ、「My boss invited me the family dinner at Thanks giving day.」とのこと。親戚と離れて暮らしているときは、そうやって職場や友達とお祝いすることもあるんですね。
 
で、ターキー。
丸のまま焼くのが基本です。
Mr.Beanがクリスマスのコントで頭から被っていたのを覚えてらっしゃる方もいるでしょうか。
人の頭が入るほどの大きさ、10kg以上の大物を焼いてみんなで食べることも多いそうです。
アメリカのオーブンは大きいですからね。入ると思います。
 
私は4回ほど、家でターキーの丸焼きに挑戦しています。
ターキーの入手先ですが、今の時代ネットでももちろん買えます。が、高い。
なのでおススメの入手先は、costco(余談ですが、アメリカではコスコ、です、コストコとは呼びません)。100gあたり100円しないくらいで確か買えたと思います。
写真がないのであれですが、時期になると大量のターキーが売り場に並んでいました。
 
日本でターキーを料理する時に注意する点
 
その①
6kg以下のターキーを選んで買うこと。
日本のオーブンのサイズでは、30Lがおそらく通常の家電量販店で購入できる最大サイズですが、6kg程度の小型のものでないとオーブンに入りません。
 
その②
冷凍庫を空けておく
6kgの肉の塊です。日本の冷蔵庫の冷凍室なら半分以上を占拠します。
 
その③
冷蔵庫も空けておく
解凍に3日ほどかかります(表面が柔らかくなっても内部は凍ったまま。その状態で焼くと中が生焼けになる)
 
その④
できたら、オーブンバッグを入手できるとよい。同じく、poultry seasoningも。
ターキーが丸っと入るオーブンバッグがあると、焦げずに柔らかい状態で焼きあがります。
ない場合は、オーブンペーパーをホチキス止めして、簡易のバッグを作るのも(マーサスチュアートがやっていた)。
poultry seasoningは、鶏肉・ターキー用のハーブミックス。ネットで買える……かな?
タイム、ローズマリー、マジョラム、クローブナツメグの組み合わせなので、お手持ちのものを適当に混ぜても代用可能。

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この記事を書いている11月20日現在、まだうちにはターキーが無い!ので、今年はthankisgivingにターキーは食べられそうにありません。
Why don't you have "turkey curry" in stead of roasted Turkey?と、フェイスタイムで言われましたが、日本にはターキー・カレーなんてそもそも売ってませんよね、少なくとも普通のスーパーには。
 
御祝の食べ物って、一番文化が色濃く出るよね、と再認識しました。